愛知県新城市にあるこの橋、岩や枯れ枝が折り重なった山道を30分ほど登っていくと古ぼけた石積みの橋が見えてきます。
戦前に造られたこの橋は、山の両側にある2つの集落を結ぶ市道です。
以前は生活道路でしたが、広い県道が出来てからは使う人が殆どいなくなりました。
それでも、市道なので5年に一度の点検が義務づけられていて、1回50万円ほどの費用がかかります。
2017年の点検では土台部分の石が崩れ落ちていることが確認されました。
修理費用は3750万円かかるため通行止めとなっていました。
23年になって両集落の区長の了承を得てこの橋を含む市道2.2kmの指定廃止を決めました。
やむを得ないと思いますが、決定に時間がかかりすぎます。
新城市と全国古民家再生協会は空き家対策に関する連携協定を締結していますが、これからの時代、取捨選択が必要になります。
官民連携で快適なまちづくりが出来たらと思います。