移動で乗った飛行機。

週末は平日よりも、やはり人が多い。

約1時間半のフライトを経て目的地に到着。

荷物を降ろし、出口へ向かおうと振り向くと、

なぜか、立っている乗客のほとんどが上を向いている。

その視線の先を追ってみると、

荷物を収納している扉が開かずに、

荷物の持ち主である背の高い男性が苦戦中。

どうやら、中で荷物が引っ掛かってしまったよう。

狭い隙間から、手を入れてみても開かない。

キャビンアテンダントさんに代わっても、

なかなか、開かない・・・。

それを見ていた、更に背の高い男性が交代。

力強く引いてみるが「ミシミシ」と、音を立てるだけ。

周りの乗客は、心配そうに見守っている。

その男性が何度か挑戦してみるも、なかなか開かない・・・。

音が大きくなりこれ以上は壊れてしまうかも?と、

再び、キャビンアテンダントさんに交代。

1人が荷物を押さえながら、1人が扉を引き、

2人がかりで、やっと開いた。

その瞬間、

「わぁ~」っと、周りで見守っていた乗客がみんな歓声に沸いた。

☆.。.:*・°☆.。.:*・°☆.。.:*・°☆.。.:*・°☆


荷物の持ち主の男性は、周りの方たちに「スミマセンでした」と、

何度も頭を下げていましたが、

そこには、

会釈をして出口へ向かう人たちの、笑顔がたくさんありました。

2階席という、少し狭い空間であった事もあるかと思いますが、

その場が一体になったような、なんとも温かい空間でした。

たまたま、同じ飛行機に乗り合わせた、

知らない人たちばかりなのに・・・。


★ 見守るということ



困っている人が近くにいたとき、分かっていても、

自分には関係がないと、見過ごしてしまうこともできる。

でも、

どうする事もできずに、

お役に立てることがないときには、見守ることができる。

ただ、祈るような気持ちで見ていることしかできなくても、

困っている人の立場になれば、

見向きもされずに、立ち去られるより、

見守ってくれる人がいるというだけで、心強くなれたりもする。

それだけで、きっと、役に立っている。


自分には、何もできることが無いと思っても諦めずに、
『見守ること』は、できるということを、
忘れずにいたいと思う出来事でした。