検査結果 | あびりんぶー

あびりんぶー

犬のこと、トレーニングのこと、日々のこと。
忘れっぽい私の備忘録。

検査結果を聞きに、再び来院。

 

  • 骨髄→異常所見なし
    貧血に対する再生反応あり、ということで
    骨髄では血液が問題なく造られているとのこと。
     
  • 内視鏡→リンパ球性形質細胞性腸炎(炎症の程度:重度)
        慢性胃炎(炎症の程度:軽〜中等度)
     
  • 脾臓の細胞診→異常所見なし

 

骨髄の異常ではなかったのか!

そして内視鏡の結果にびっくり。

シェルターに居た頃から〜それこそ検査当日まで

毎日良便で、軟便や下痢など一切なく。

腸炎を疑う症状は一切なかったのです。

 

たまたま、院長先生の判断で

内視鏡の検査をしてもらったおかげで

分かったことでした。

 

分かって本当によかった!

 

 

さて、

 

血液は正常に造られているのに

貧血している。

 

体内で出血は見られない。

 

この日まで

 

 ・問診

 ・血液検査(外部検査含む)

 ・レントゲン

 ・エコー

 ・尿検査

 ・骨髄穿刺

 ・内視鏡

 

といった検査を行なったマジックは

 

「免疫介在性溶血性貧血(IMHA)」

を疑われ、治療していくことになりました。

 

IMHAとは、

簡単に言うと

何かしらのきっかけによって

体内の免疫機能に異常がおこり、

自身の赤血球を破壊してしまうことから

貧血を起こす

ということのようです。

 

マジックの場合は

恐らく腸炎のせいで免疫がやられ、

それがIMHAを引き起こした(二次性)

のではないか、とのこと。

 

シェルターで約9年間。

病気知らずだったマジックが

どうしてこうなったのか。

 

調べてみると

IMHAは原因がわからないケースが多いとのこと。

病気の引き金となりうるものの中には、

 

 ・薬物

 ・ガンなどの状態

 ・血管肉腫

 ・玉ねぎなどの誤飲

 ・赤血球内の寄生虫

 ・ワクチン接種(や、過剰接種)

 

などと、

とにかく免疫システムを刺激しうるものは

なんでも引き金になりうるようです。

 

わからないことを推測するのは

ナンセンス・・?と思ってしまいますが、

 

マジックの場合、

我が家に来て約半年で発症。

 

シェルターで規則正しい生活をしていたのが、

環境が変わり、

フードも変わり、

いくら気をつけていたとはいえ、

家庭での生活はシェルターに比べて

「単調」ではなかったはず。

 

あとは思い当たるのは

発症する1週間前に狂犬病のワクチンを打った

ということ。

 

ストレスやフードの変化で

不安定になっていた免疫機能に

ワクチンが引き金となったのか・・。

 

もうひとつ、

私が調べたことで勉強になったことを

忘備録として・・

 

IMHAでは赤血球が破壊されます。

赤血球は通常、

肺から全身の細胞へ酸素を運ぶ役割をしているので、

赤血球が破壊される(不足する)ということは

全身に運ばれる酸素が足りなくなるので

心臓に負担がかかり、疲れやすくなってしまう。

 

さらに破壊された赤血球は

循環系から排除されなければならないので

その仕事を担っている腎臓と肝臓に負担がかかる。

 

マジックも一番最初の診察の時に

「心雑音がある」

と言われました。

 

今考えると、

心臓に負担がかかっているから

そのような症状が出たのかなぁと。




ステロイドを飲み始め、

少しずつ食欲が出てきたマジック: