先日、ゴミ処理会社の元社長Fさんと久々に飲みました。

Fさんには私がコンビニをやってた頃、ゴミの定期回収でお世話になりました。ベンチャー精神旺盛な人で、回収した食品ロス(残飯)から飼料を作る取り組みをしてました。ゆくゆくは養豚にも乗り出すとも。その夢や良し、私も大いに期待し(乗っかれば良いことあるかもという下心も有り)結構つるんでました。でも、その夢も瓦解までさほど時間は掛かりませんでした。ベンチャー精神旺盛と書いたけど要するにただの夢追い人。気付けば周りは胡散臭い人ばかり。それにも気付かず、そういう人たちが持ってくる荒唐無稽な話に乗ってしまう。元々脇の甘い経営もあって会社はあえなく倒産。そこから地を這う苦労を重ねて十数年。もうFさんも後期高齢者。少しは「憑き物」が落ちたのかな、なんて思ったけど、全然「枯れて」なかった。今回も「もう少し待っててくださいよ、一気に浮上しますからね」「今、凄い話が来てるんですよ」的な話が次から次と。しまいには「パラグアイ絡みです」。行ったこともないし、これからも行くことはないであろう地名を持ち出し「期待しててくださいよ」だと。うーん、Fさん、あなた何も変わってない!でも酒飲み話としては面白いから、この際このままでいてくれと思った次第です。

 

Fさんついでに思い出したのが茨城在住のMさん。この人も「今度は期待しててくださいよ」が口癖。去年の今頃私に「宅建業者として協力して欲しい」と連絡があり、会いに行くと大規模な区画整理事業の計画書を見せられました。確かに実現すれば莫大な利益が上がり、こちらにもそれなりの「おこぼれ」がきそうな話ではありました。でもなんとも言えない違和感がありました。失礼ながらMさんが自分でこんなプランを描ける訳がない。やはり「相棒」らしき人がいて、その人が仕切っている様子。それが分かった時点で「これは目がないな」と思いました。要するに相棒に全て仕切られているMさんが私を利用して「俺は宅建業者だ」と牽制したかったのでしょう。でもそんな取って付けたようなやり方が通用するとも思えないし、そんなのの片棒担ぐ気にもなれないので、そのまま静観することにしました。案の定その後何も言ってくることは無く、今年の年賀状には何事もなかったような通り一遍の挨拶だけでした。

 

以前、暴走老人という言葉がありましたけど、それに対してこの人たちは「妄想老人」とでも言ったらいいのでしょうか。多分、自分でも分かってると思うのです。でもここで「我に返る」と自分の人生を否定することになりかねないし、この先の生きる糧を失う。だから続けるしかないのだろうと。他山の石ではあります。