今年のブログは病名の投稿が多いような。

さてタイトルの蜂窩織炎、なんやら難しそうな名前ですが皮膚科においてはありふれた?病気。ブドウ球菌等、誰の皮膚にもいる常在菌の暴走で起きる感染症と言えば良いのでしょうか。感染症と言っても人から人への感染リスクはありません。

で、今日は私のこれまでの「痛風人生」の歴史を塗り替えるような?日になりました。今まで痛風と思ってた症状の一部、もしかしたら大半は蜂窩織炎だったかも知れません。

前々回の投稿で尿酸値下げる薬服用してるのに痛風発作が繰り返されてることを書きました。で、ロキソニン(鎮痛剤)の処方もらって凌いでいたのですが、どうも改善のスピードが遅い。それに考えて見ると、このところ尿酸値は薬の効果もあってか6~7の間。確かに基準値よりは高いですが、今までの経験上この程度?で発作が起きるのはおかしい。さらに考えると一般的には指先に多く発症するというのに私の場合、足の甲やくるぶし、時には膝のあたりに発症することが多い。そこで思い出したのが小学生の時の記憶。左足の膝が腫れたことがありました。病名は覚えてないのですが、後年「痛風」と診断されている昨今の症状と似て無くもない。そして病名こそ覚えてないけど当時「痛風」だったとは考えにくい。そこで考えられる病気をネット検索してみたら、いの一番に出てきたのがこの「蜂窩織炎」。名前こそ聞いたことはありましたけど他人事でした。そこで「やはり痛風でした」だったら、それはそれで良いではないかという気持ちで近所のK皮膚科の門を叩きました。(どうでも良い情報だけど皮膚科は女性の先生が多いですね)

でK先生、ぱっと見るなり「あー、蜂窩織炎ね」とあっさり診断。一応、皮膚の一部を培養して検査しますってことですが、ほぼ間違い無いでしょう。だから今までの痛風としての治療は一体何だったのかって話ではあります。最初から皮膚科の門を叩けば良かったのに整形外科に行くなんて。「まず、ロキソニンはすぐ止めてくださいね」とのこと。そして抗生物質が処方されました。これで長年の「痛風」の苦しみから解放されるかも。しかし受診する科がまた一つ増えてしまった。

 

編集後記?

病院の待合室でスマホいじってるのもどうかと思ったので備え付けの本でも読んでるか、となりました。皮膚科ってのは子供の患者も多いので絵本とか童話とかも結構置いています。で、イソップ童話を手に取りました。ウサギとカメ、蟻とキリギリス・・・

大人になって読むと全く別の感情がわいたりします。

 

普通ウサギが勝つのよ、油断しただけ。亀は本当に勝ちたいと思ったら、コツコツ頑張るより別の戦略考えないと、とか。

キリギリスみたいな存在がいないと景気が活性化しないのよ、それにしても蟻は冷たい奴だな、とか。でもキリギリスはあちこちに借金作って迷惑掛けてるクズだから甘い顔をしたら駄目、やはり蟻の対応は正しい、とか。あーあ、子供の時は素直な気持ちで読めてたのに。それにしても小学校の先生ってどういう気持ちで子供に教えてるのだろうか。私だったら上記みたいなこと子供の前で言っちゃうかもな。

そういえば桃太郎の「アナザーストーリー」があるのを知ってますか。以下のようなストーリーです。前半は昔話と一緒ですが途中で犬、猿、キジが反乱を起こします。要するに「きびだんご一つでやってられるか」ってことです。さらに鬼は人間に何も悪さをしてなくて桃太郎は鬼の財宝が欲しかっただけ。ただの強盗です。

 

ほんと、昔話や童話って大人も楽しい!