まずは前回のブログの反響です。当社のグループ会社(株)吉田屋の社長のD君が昼間電話をくれました。「大変みたいだけど、どうしましたか?」と。最初は私も何のことだかわからなかったのですが、どうやら前回のブログで「この夏は大変だった」という投稿が原因のようです。D君自身は私のブログは読んでないのですが、共通の友人であるT君が私のブログを読んでいて今日仕事で会ったD君に「岡村さん、大変みたいだよ」と話したらしい。ブログそのものを読めば今はもう大したことはないとわかるのですが、D君心配してくれたようです。持つべきは可愛い部下ですね!
さて、ACの公共広告でコンビニのレジでもたついているおばあちゃんの後ろに並んでたチャラい兄ちゃんが舌打ちして悪態でもつくのかと思ったら「おばあちゃん、焦んなくて良いよ」とラップで優しいフォローを入れるってシーンがあります。私もこのおばあちゃんの状況はよくわかります。もっともこのおばあちゃんは現金で支払いをしようとしてもたついている、という設定ですが、私に言わせればスマホのアプリの方がもっともたつくぞって時があります。今でこそ少なくなりましたがQR決済を始めた頃は、もたついて後ろに行列ができたことがあります。結果的に現金の方が数倍早かったって落ちに。
私、コンビニ経営「卒業」して早7年たちましたが決済方法が当時と比べて滅茶苦茶増えている。決済方法以外でもこの7年の間に店頭サービスのメニュー(宅配受け取りとか)が更に増えましたし、カウンターフーズ(揚げ物など)も種類が増えました。店頭サービスは消費者には便利になる一方、店はオペレーションが増える上、手数料が低いものが多いし、カウンターフーズはそれなりに粗利がとれますがロスも出る。つまり店にとってはオペレーションが益々煩雑になるだけで利益は全然上がらないという図式です。更にその利益の根源となる売り上げ自体が店舗の増加や他業種の台頭でずっと下降線。本当「卒業」して良かったと思います。オペレーションは末端のアルバイトまで浸透していなければなりませんが、それを日本語もままならない外国人の子がワンオペでこなしている。ちなみに私が今コンビニのレジに立ったら3分でギブアップするのでは無いでしょうか。よく、コンビニの労働を「底辺の仕事」という人がいますが、馬鹿じゃできないですよ。ただ最低賃金クラスでやってるのも事実ですし、キャリアアップに繋がらない仕事であることも事実。実際、このブログによく登場する兄弟分のYT。彼もコンビニオーナーですが、彼のところの従業員もYTにはもったいないくらい優秀な人が多い。大体30~40代の働き盛り。理系卒のエンジニアだったという人もいます。語弊を恐れずに言えば、そんなキャリアの彼らがなんでここにいるの?と思わざるを得ない。日本の闇の一つといったら大袈裟か。