ちょっとセンセーショナルなタイトルですみません。でも、弱音吐かず頑張っちゃう社長で行くとこまで行っちゃう人います。

先日、兄弟分のYT(久々の登場です)と新小岩で飲んでた時のこと。YTは酒癖が悪いので、先々週も何か事件を起こしたようです。聞けば、お世話になってるY社長、その従業員Mさんと3人で飲んでいて、Y社長と口論になったそうです。それで暴れた末、パトカーでの帰還となったらしいですが、その経緯を聞くと以下のようです。

Y社長から廃業を考えている旨、告げられたそうです。確かにY社長の会社はこのところ低迷しており、今後の明るい見通しも立たない。このままでは蓄えを取り崩すだけ。今やめれば老後の資金は残せる、という判断です。私としては決して間違ってない判断と思いますが、どうやらYTの薄っぺらい正義感に火をつけたようなのです。つまり「従業員もいるのにやめるなんて無責任だ。もっと営業努力すべきだ。あんたは自分のことしか考えてない」なんて調子で始まり、更に従業員のMさんまで呼び出し、その前でY社長を罵倒する始末。私は居合わせたわけではありませんが、酒の勢いで「正論」とやらに酔いしれているYTの姿が浮かんできます。

YTと飲みながら「お前、相変わらずだな」というと、YTもさすがに反省の様子を見せましたが。

ここではYTとY社長、どちらが正しいとかの話はしませんが、仮に従業員のために、とか言って無理したら、おそらく最後は全員不幸になります。それよりは「もうあかん」といってさっさとバンザイする社長の方が皆が生き残れます。いよいよとなったら「良い人」でいる必要はありません。「自分勝手」と言われても生き残る道を選びましょう。

 

編集後記

お世話になっている古紙回収のYM社長、従業員が一人やめてしまい、誰かいないかとの相談が。毎日はダメでも水、木だけでもなんとかならないかとのこと。そこで頭に浮かんだのがMS君。30ちょいの若者ですが、一応自営業。一応ってのは無店舗の古物商的なことをやっているのですが、集客が今一で開店休業状態、家賃まで溜めちゃう始末。YM社長も日払いでくれるということで少しでも現金稼げや、1回だけでもいいからという感じで送り込みました。「使える奴」かどうか不安だったし、朝も早いので遅刻の心配もあったのですが大過なく1回目を乗り切り、社長から次回以降もよろしく、とのお言葉が。昨日も出勤で帰りにMS君が当社に寄ってくれました。紹介いただいたのは有り難いが、このままYM社長の会社に取り込まれてしまうのでは?なんて困惑している心情も吐露してくれました。短期間の助っ人のつもりが、これからもずっと的に口説かれているとのこと。ただYM社長の下で鍛えればリサイクルとか君のやりたいことにもプラスになるから、この際流れに乗れ、的な回答をしましたが、ちょっと強引というか無理があったかな?

で、そんなMS君が手にしてたのが週刊少年ジャンプ42号(10/3号)2冊 当日の回収物の中にあり、ちゃんと断って持ってきたとのこと。彼も一応「古物商」の端くれ、それなりに鼻も利いたのでしょう。当号はあの「こち亀」最終回の号、売り切れ続出で一時1000円以上のプレミアもついた号でした。で、直近のAmazonマーケットプレイスでは131円、ヤフオクでは1円(いずれも送料別)!・・・とほほな結果にMS君、がっかり。要するに発売当初、転売目的で買いあさった人たちが在庫放出をしているってことでしょう。