お世話になってるT会計事務所のT所長と雑談してた時のこと。話の流れで宅建業の会社を欲しがっているお客様がいるという話を切り出すと「顧問先で1社廃業する会社がある」とのこと。宅建は元より建設業許可もあり、財務状況もそんなに悪くなく、廃業理由は高齢化と後継者不在。そんなに高額にはならないけど「売れる」会社です。だから売却を促してほしい、とT所長に提案。
数日後、T所長より売却は断念との回答。いや断念というより、そもそも売る意思が無い、とのこと。
普通に考えれば売っていくらかでも老後資金に、ってところなんですが、ここの社長の考えは「手塩にかけた我が子のような会社が知らない誰かの手に渡り弄ばれるよりは己のこの手で幕を引きたい」ということだそうです。ちゃんとした人によって経営されたちゃんとした会社なら本来売れるはずなのですが、こうした理由で市場に出てこない、ってことは多々あります。これらを市場に出しても大丈夫ですよ、ちゃんとした人に引き継いでもらいますから、って啓蒙するのも私らの役目と痛感した次第です。
次回は売れる会社、売れない会社のお話でもしましょうか。
編集後記
以前、私のメールアドレスはokamura@・・・でしたが、あまりにも迷惑メールが増えてしまい、今は別のアドレスになっています(厳密にいうと、okamura@・・・も残ってますが、数多の迷惑メールに埋もれる恐れがあります)。それは「聖域」であり、名刺交換した人しかわからないのですが、それも侵されつつあります。先日こんなメールが来ました。
「」内原文ママ
「いつもお世話になっております。 備品発注依頼書を送付しますので、の印鑑を捺印の上 備品発注依頼書を持参いただけますと幸いです。 よろしくお願いいたします。」
差出人の表示もなく、たったこれだけの文章。添付ファイルがついており、何気に開けようとした時点で当方PC内のウイルス対策ソフトが起動、ブロックがかかりました。さすがに開くわけにいかないので削除しました。差出元アドレスはushitora@msc.biglobe.ne.jpとなってました。
皆さんのところも、この手のメール来たことありますか。