ある方が亡くなったりすると、その後継者とかが掌返したかのように、やり方や方針を変えることがあります。そのような行為は故人への礼を欠くかのように言われ、一般的には受けが良くありません。ただ私は一理あると思います。大体、死んでしまえば、どんな人でも「良い人」になってしまうものですが、一方生前すべて正しかったわけでもありません。誰も箴言できなかったことが、死によって、ようやく成就するってこともあるわけです。ある大企業も創業者が存命中はできなかった社名変更が死後実現しました。勿論、創業の精神とか変えてはいけない部分はありますが、変わらなければいけない部分もあります。「わしの目の黒いうちは・・・」という言葉がありますが「そのあとは自由にして良いぞ」というメッセージだと思ってます(笑)。
編集後記
兄弟分のYと例によって(笑)、新小岩あたりでグダグダ飲んでたら、コンビニ会計の話になりました。コンビニ関係者の間では有名ですが、廃棄(ロス)に対する本部チャージの二重取り疑惑?ってのがあります。私なんかも以前は勘違いしていて、廃棄が増えればチャージも増えるなんて思ってました。確かに、そう見えなくもないのですが実はそうでもないのです。コンビニ会計なんて言葉が独り歩きしてますが、基本的には小売業の会計基準そのものです。本部チャージは売り上げ総利益(粗利)を基準としているので、本部はロスを粗利に含めて粗利を水増ししている、なんていう人もいるけど、これも間違い。計算上のアヤでそう見えてしまうだけ。これって、加盟店はもとより、本部でもちゃんと説明できる人は少ないんですね。だから皆騙された気分になってる。私は本部の回し者じゃないけど(笑)、この点は本部はなんのルール違反もしてません。大体、上場企業がこんな初歩的なコンプラ違反をするわけがない。
Yも半分理解できてなくて、私の説明に反論してきます。紙とペンをテーブルに出して「原価計算はこうなって」、「原価出すには期末在庫確定しなければならないけど、期末在庫の出し方は・・・」なんて50のおっさんが二人で、方程式の計算を喧々諤々とやってるってのは、はたから見ると滑稽でしょうね。続きは次回で。