弊社は古物商(リサイクル)という立場で営業してますので、多くの依頼者は買い取りを期待してきます。家電、家具いろいろ有りますが、残念ながら買取できるのはごく一部です。家電でいえば、購入1年以内程度良以上でないと買い取れないでしょう。業務用機器ならもう少し何とかなるかもしれませんが。一般のリサイクル屋さんはそこで「交渉決裂」で帰ってくる、というところですが、弊社の依頼者は買い取り以上に「処分」を望んでいるわけですから、そこで見捨てるわけにはいきません。少なくとも再販の可能性が0でなかったら、取りあえず引き取ることにしています。値は付きませんが。一方、弊社でも結局処分場に持っていかなければならなくなりそうなものは申し訳ないけど、回収料金を頂くことになります。要するに、買取できるものは、中古であっても市場価値が確立されているものに限定されるということです。
また「タダ同然で持ってきたもの売ってんだろ」なんてよく言われますが、しっかり原価が掛っているのです。その原価の大半は人件費、車両費、倉庫料ってことです。例えで言いますと、賃料が一坪6000円の店舗(倉庫)で、まるまる一坪占有する箪笥や棚が商品としてあったとします(かなり大きいですが)。これが一カ月売れずにそのままだったりすると、その段階で原価が6000円は発生しているわけです。だから、売れる見込みがないと見たら、損切り承知で処分した方が良いという場合もあるわけです。都市部のリサイクル店が大型家具より、小物雑貨等に力を入れる背景もそこにあったりします。
弊社も、大きな物で買い取りになることはまずありません。むしろ、回収料金が発生します。ただ「価値ある小物」を一緒に引き取らせていただくことで、回収料金を下げることは可能です。