弊社は代理店等は特段募集しておりませんが、ある代理店募集サイトが掲載を持ちかけてきたことがありました。募集の予定はない、と断ったのですが「載せるだけなら無料」ってことなので酔狂で載せてみることにしました。意に反して?そこそこ反響がありまして、応募してきた一人と意気投合しました。代理店ではなく、営業部長として活躍してもらうことにしました。彼が元々人材紹介会社にいたこと、弊社も人材紹介の許可がありながら稼働してないことを踏まえ、人材紹介事業を復活するミッションを最初考えました。で彼と何回かミーティングを重ねました。その中で弊社の潜在的な課題を改めて認識することとなりました。
実は人材紹介事業復活のミッションを彼に与えていたのですが、どうやら手詰まり感があったようです。これは私も一緒にミーティングしてて感じていたことです。彼は「ところで廃業市場の方はどうなんですか」と切り出してきました。そうなんです、実のところ本当に手詰まりなのは、むしろ廃業市場なのかもしれません。確かに片付けやガレージセールの話題が最近多いですが、それを見る限り一見活況のようです。ただ廃業市場の本当の目的はそこではありません。片付けやガレージセールは廃業市場のアウトプットの一つに過ぎず、本来は自社で必ずしも内製化しなければならないものでもないからです。ただ、金儲けとしては、わかりやすく手っ取り早いのも確か。廃業市場の本来のミッションはコンサルだったのですが、その部分は確かに手詰まりになってました。流れとして手っ取り早い金儲けに走る。これ自体は決して間違いではありません。長期目標も大事ですが、目の前の稼ぎも大事。中小企業においてはそれこそ生命線です。人材紹介も目の前の稼ぎに見えたのも確か。ただ、目の前の稼ぎも、強固なビジネスモデルが無い限り早晩手詰まりになるようです。どの道手詰まりの苦労をするなら、本来のミッションでしようではないか。
そうです、最近「廃業コンサルタント」ではなく、片付け屋になっていたようです。彼と原点から汗をかいてみようと改めて思いました。