ダブルブッキングするつもりは無いけど、用事は重なることが多いものです。半々ずつ掛け持ちするなんて荒業もしますけど、政治家と違って「顔出す」こと自体にさほどの意味はなく、中途半端な後味が残るし、大体疲れます。だから、どちらかを諦めるのが通常パターンです。でも、最近新たな手法を使い出しました。社員のKK君を全権大使で行かせることです。言わば、分身の術です。だけど、KK君は実はまだ本当の社員になっていません。元々自営業でやってきた経緯もあり、「今更人に使われたくない」というのと「再度チャンスを狙う」という気持ちがあるようです。それと、社員になったとして自分のポジションが今ひとつ定まらない、という気持ちもあるようです。つまり「会社にちゃんと利益をもたらし、自分も食えていける」という自信が確立できないようです。いわゆる「ぶら下がり社員」の真逆の発想です。仕事は時間いくらとか、出来高に対していくらという賃金の支払い方が出来る性質のものと、そうでないものがあります。前者なら、アルバイトや外注で良いわけです。「社長の分身」は後者にあたります。後者は月給制や年俸制の社員、役員の仕事でしょう。KK君には後者を担ってもらいたい。分身は短期のバイトや外部の人じゃだめでしょ。ほんとの「うち」の人間じゃなきゃ。KK君を「うち」のKK君にできるか否かは私の器量次第ってか?