人の会社のことばかり書いて、あまり自社の問題とかは書かないのですが、今回は自社の再編を実況で書いてみます。弊社は、ハウスクリーニング等を行なう清掃事業部門があります。廃業市場をやるにあたって片付け部門を結成したと以前書きました。清掃部門はそれに付随する部門かと思いきや、実は片付け部門よりはるか前から存在していたのです。元々はコンビニ部門の責任者だったD君(つまり店長)が、コンビニの将来に不安を抱き、何か新しい機軸を作れないか、と考えていた時に巡りあった仕事です。きっかけは、近所の不動産屋さんから、弊社コンビニ店舗がテナントとして入っているマンションビルの定期清掃を依頼されたことでした。私自身は面倒くさい話が来たぞ、と思ったのですが、とりあえずD君に「断るつもりだけど、どうする?」と話を振ったら、意外にも「是非やりましょう」なんて乗ってきたのです。それが、弊社清掃事業部の事始めでした。ただ、その仕事だけでは事業部とも言えないので、知り合いのN君がやはり清掃会社を始めたという話を聞きつけて「うちで、手伝えることないか」と持ちかけたら、N君も渡りに舟だったようで「是非、一緒にやりましょう」となりました。「一緒にやりましょう」なんていうと、聞こえは良いのですが、要するにN君の下請けになったのです。下請けといっても、実はN君のところが既に大手の孫受けでしたので、うちは「曾孫受け」ってことになります。当然、儲かるわけないのですが、D君は一途にこの仕事に邁進しました。結果、いうまでもなく赤字が増大しました。しかも、KT君、KK君という仲間まで引き込んで。実はこの二人、早々に「この仕事、先がねえな」と気付いたようで、責任者のD君を差し置いて私に相談に来るようになりました。長くなりますので、続きは次回。