休眠会社復活の相談を受けました。一般的に休眠というと税務署に休眠届けは出しても、登記上はほったらかし、というパターンが多いのですが、その会社は解散登記申請までしてあるらしいです。解散登記の場合、清算結了の登記を以って解散が完了するのですが、そこは結了の登記は済んでなかったようです。つまり、会社はまだ存続しているってことです。これを復活させて使いたいらしいです。でも、幾つかの観点からメリットよりデメリットが多いという結論になりました。休眠していた期間の売上げは当然0ですが、それでもその期間の申告と事業税(均等割り分)は原則課せられます。青色も原則取り消されてますから、欠損が残っていても繰り越せません。

休眠してある程度経っていれば、簿外債務等のリスクは減少するでしょうが、それでも0とは言えません。こういうデメリットがあります。

現行会社法が施行される前は休眠会社はそれなりに「商品」でした。つまり、新規に会社を設立する壁が高かったからです。でも今や新規に会社作るのは難しいことではありません。既存会社を「リサイクル」するメリットは、せいぜい登録免許税や定款認証費用が浮く程度です。それすら、既存会社だって再度動かすには、それなりに登記をいじる必要もあるので、その費用を考えると、そんなに得とは言えません。

つまりメリット<デメリットという図式になる可能性大なんです。

それらを説明しますと、相手も新規設立の方に考えを転向したようです。それでもなお「新規会社に前と同じ社名つけるのは問題ないよね?」と聞いてきました。よほど、その休眠会社に思い入れがあったんでしょうね。