前回の倉庫→備蓄という言葉の繋がりから先日聞いた「中小企業のＢＣＰについて」というテーマのセミナーを思い出しました。
BCP（事業継続計画）とは、企業が自然災害、大火災、テロ攻撃などの緊急事態に遭遇した場合において、事業資産の損害を最小限にとどめつつ、中核となる事業の継続あるいは早期復旧を可能とするために、平常時に行うべき活動や緊急時における事業継続のための方法、手段などを取り決めておく計画のことです。
＝Business Continuity Plan (BCP)（以上中小企業庁ホームページより）
中小企業、個人事業においては平常時でもその日を凌ぐのが精一杯というところも少なくないですから、ＢＣＰどころではない、ってのが正直なところでしょう。でも、今回の震災でそうも言っていられなくなった、と思った方も多いのでは？ましてや、今回の震災はまだ終ったわけではなく、ある意味継続中ですし、決して不安を煽るわけではないですが、首都圏だって今後何があるかわからない。大手企業のような立派なＢＣＰは無理でも「我が社」「我が家」のＢＣＰはあった方が良いですね。そしてＢＣＰの中の一つの選択が「廃業」です。一見対極のものと思われますが、私は選択肢の一つと思います。廃業にならないためのＢＣＰですが「最終手段」を懐に携え、出来得る限りの手を尽くす計画＝廃業コンサルタントの考えるＢＣＰです。