人から金借りたり集めたりするのが平気な人がいます。一方で、せっせと金を貯める人もいます。事業始めるには多かれ少なかれ資金が掛かります。どんな資金でも金は金なんですが、やはり前者と後者では金の性格というか、重みが違うような気がします。前者は、あっという間に目減りして無くなってしまう事も多いです。倒産社長はこのタイプが多いです。心理のどこか片隅に「所詮人の金」という意識があるのではないでしょうか。少なくとも「爪に火をともす」というタイプとは正反対、1円の重みなんて知る由もない人たちです。借金している身でありながら、豪快に金を使います。下手すりゃ貸し手の何倍も贅沢してます。貸し手は普通車で我慢してるのに平気でグリーン車に乗れる人たちです。余談ですが、昔その手合いが私のところにも金を借りに来たことがありました。まず、アポもなしでいきなり近所の喫茶店にいるからと呼び出す。コーヒーはともかく、サンドイッチまで注文して食べている(ちゃんと自分で払うんだろうな)。そしていきなり「金貸してください。帰りの電車賃も無いんです。」こちらはただ呆れるばかり。(だったら、サンドイッチ食うなよ)と思いながら、「悪いけど、俺もないわ。だけど、金券でもあったら買ってやるよ」と言いました。勿論、そいつがそんなもの持ってるはず無いのですが、クレジットカードは何故か持ってました。それで、JRの駅まで行って当事存在したオレンジカードを買わせました。それを額面の6掛けで買ってやりました。勿論コーヒー、サンドイッチ代引いて。(そんな奴にご馳走する気さらさら無いので) その後彼がどうなったか知りません。もっとも、彼は社長ではないので、今日のお題からそれるかもしれませんが、倒産社長も彼と似たり寄ったりの人種が少なからず居るってことです。このタイプは懲りないので、何回も繰り返します。ある意味その図太さは見習うべきかもしれませんが、友達にはなりたくないですね。