昨日の続きです。Sチェーンより、FC契約解除の通知を受けたNM社長。本来は違約金発生のはずが「無い袖は触れぬ」を通し、ほぼ違約金なしで田端の店舗は辞めました。考えてみれば、その分築地のコンビニと茗荷谷のビデオ屋に集中すれば良いんですから、NM氏にとってもそんなに悪い話ではありません。もともと、3つも店をやる能力は無かったんですから、店舗が減るのは良いことです。しかも、築地のNチェーンにしても、ビデオ×売り王にしても、本部が緩く、ルーズなNM氏にとっては願ったり叶ったりの環境でした。もっとも言い換えると、緩い本部ってのは崩壊も早く、Nチェーンはコンビニ業界初の本部倒産、ビデオ×売り王もカリスマ会長の強引な経営があだで本部はなくなりました。ただ、NM氏は店舗自体は自分の名義だったこと、本部預け金(保証金)等はさほど無かったことから、本部倒産による痛手はほとんどなく、むしろFCという箍がはずれ、自由になった、というのが本音のようです。先日、NM氏の転落はここから始まったなんて書きましたが、実はこの段階では、さほどピンチという状況ではなく、パッとしない代わりに緩い時代が5~10年続きます。いよいよの転落の始まりは2000年を越えたあたりからです。続きは明日。