昨夜は兄弟分と都内某所で飲みました。その居酒屋はごく普通の店ですけど、ポイントカードを発行しており、ポイント溜めてはサービス券をGETしておりました。つまり、これといって特長の無い店ではありますが、ポイントシステムが来店動機の一つになっていたとも言えます。それはさておき、昨日も会計を終え、ポイントカードにスタンプもらって店を出ようとしたら、小さな張り紙が・・・・。「永らくご愛顧いただきましたが、この30日をもちまして・・・・」・・・・・。絶句とまでは言いませんが、「おいおい、あさってで終わりかい。今まで聞いてないぞ!」と突っ込みを入れたくなるシチュエーションです。まあ別に終わるのはしょうがないけど、このポイントカードどうなるの?ってことで聞いてみたら「亀○と錦○町に系列店がありますので、そちらで使えます」って、わざわざ行くかい!半分溜まったポイントカードは事実上紙切れと化すのでありました。
で「自称」廃業コンサルタントとしては、ここでポイントに関する一考察を述べさせていただきます。
一時期、ポイントシステムは法律上、店側の債務ではないのか、裏返すと利用者にとっては資産(債権)ではないのか、という議論がされたことがあります。結論としてはあくまでも店側の販促サービスの一環に過ぎず、義務(債務)ではない、店側の都合で消滅しても責は問えず、となった気がします(間違いだったらごめんなさい)。もっとも、Tポイント、Edy、suicaなどの共通ポイントシステムに参加していれば、一加盟店がなくなったところで、利用者に大した影響はありません。共通ポイントシステムは店の廃業等によるポイントの消滅リスクを抑える効果もあります。だからといってどのお店も参加しなさい、ってことにはなりませんね。勿論、店ごとの独自のポイントシステムが有って良いのです。ただ、やむを得ず廃業等になった場合、ポイントがそのまま消滅するよりは、何か救済される仕組みがあっても良いと思います。ポイントのM&Aがあっても面白いですね。一見、引き継ぐ方は「債務を引き継ぐのか」って感じになるけど、私から見れば「顧客を引き継ぐ」ってことです。