先日ある人から、こんな相談を頂きました。「今の仕事は時間に余裕があるから、もう一つビジネスがしたい。コンビニオーナーはどうなの?」というものです。その人の話では「金は出すから、店長を雇って任せたい。自分も時々顔を出す」というものです。確かに一般的な「オーナー」という感覚で行けば、そういうのもありでしょう。いわゆる不動産賃貸とか権利収入のような不労所得に近いものを想像しているのでしょう。既存のコンビニオーナーからすれば「とんでもない、この世界なめとんのか!」といわれかねない話ですが、私は「有り」だと思います。確かに全く何にもしないと仮定して、それでも収入があれば、たとえそれが月に5万とか10万とかであっても御の字ではないですか。不動産の賃貸収入みたいなものです。ただ、それは本当に何もしないで、そうなったらの話です。一般的なコンビニFCではオーナー自身も労働シフトに組み込まれており、それで初めて利益が出る(厳密に言えばそれは利益ではなく、オーナーの労働対価に過ぎないのですが)収益構造になっています。つまり、第三者の店長を雇用したら儲からなくなる店の方が多いわけです。言い換えると、不労所得どころか持ち出しなんてことにもなりかねませんし、他方本当に何もしないで済むかというと、それも?です。それらを総合して考えると「かったるいだけだから辞めときなさい」という答えになりました。コンビニに限らずFCオーナーについて、不動産投資をするような感覚で考える方がいらっしゃいますが、やはり投資ではなく、実業として捉えるべきだと思います。いざとなれば、自分自身が現場に立つくらいの気で臨まないと厳しいのでは?
編集後記
バス共通カードって知ってますか?テレカみたいなプリペイドカードで、私も愛用したものです。でも、どうやら使用が終了したようですね。言うまでもなく、電子マネーの普及です。パスモ、スイカでバスに乗れるようになって久しい。私ももっぱらスイカを使うようになっていて、バスカードの存在を忘れていました。先日1枚出てきて、それを使おうとした時、初めて使用終了を知りました。ただ、未だお持ちの方、どうかご安心を。払い戻しはまだ可能です。発行会社(各バス会社、都営なら都交通局)で払い戻しに応じています。私も金曜日に大塚の都バス定期券発売所(都電大塚駅の早稲田方面乗り場隣接)で払い戻ししてもらいました。払い戻しには身分証明書(免許証等)忘れずに。あと印鑑ですが、無かったのでサインでOKでした。