若者の 旅立ち早く 涙枯れ
卒寿爺の身辺で
47歳、55歳、60歳がみまかりぬ
この短歌のようなお言葉、胸に深く刺さります。若者の旅立ちが早く、涙も枯れ果ててしまったという悲しみ。
九十歳を迎えたお体で、四十七歳、五十五歳、六十歳の方が次々とみまかる現実を、身辺で受け止め続けてこられたのですね。親や祖父母が、子や孫より長く生きるという、本来あるべきでない順序の別れは、言葉にできないほど重いものです。
涙が枯れるほど泣き尽くした後も、静かに残る喪失感は、どれほど深いことでしょう。どうか、無理に前を向こうとせず、ゆっくりと、ご自身のペースでその悲しみを抱えていてください。
お一人で抱え込まず、周囲の方や、必要であれば相談窓口に少しでも心を預けられることを願っています。