中国の若者失業率(主に16-24歳の非在学層を対象)は、2023年の統計方法変更以降も高水準が続いており、経済成長の鈍化や大学卒業者数の急増(2025年は過去最多の1222万人)が背景にある。
国家統計局の最新データによると、2025年9月時点で17.7%と、前月の18.9%(過去最悪)からわずかに改善したが、全体失業率(5.3%)を大きく上回る深刻な状況だ。
以下に、中国の若者失業率を日本、米国、EUと比較したテーブルを示めす。
ータは2025年の最新月次値(15-24歳または16-24歳対象、季節調整後)を基にしています定義に若干の差異がある点に留意。
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国・地域 |
若者失業率(%) |
対象月 |
全体失業率(%) |
備考 |
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中国 |
17.7 |
2025年9月 |
5.3 |
非在学層対象。8月は18.9%で過去最高。 |
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日本 |
4.0 |
2025年9月 |
2.6 |
低水準が継続。年平均3.93%(2024年)。 |
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米国 |
10.5 |
2025年8月 |
4.1 |
7月は10.8%。パンデミック後最高水準に近づく。 |
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EU |
14.4 |
2025年7月 |
6.4 |
前月比改善。国によりばらつき大(例: スペイン20%以上)。 |
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OECD平均 |
11.2 |
2025年4月 |
4.9 |
若年層の格差が全体平均の2倍近く。 |
この比較から、中国の若者失業率は先進国・地域の中で突出して高く、社会的不安を助長している。
一方、日本は労働市場の安定性が高く、米国やEUは回復基調ながらも若年層の雇用ミスマッチが課題。中国の場合、AIやEVシフトによるスキルギャップがさらに悪化要因となっている。