晴明幼き折より頭角を現す① | 親父と息子の口喧嘩

親父と息子の口喧嘩

ある親父とある息子が、社会の色々な事柄について論じます。
こんなことを考えている親子もいるのかと、ぜひぜひ少し覗いてくださいな。

安倍晴明(アベノセイメイ)とは? 意味や使い方 - コトバンク

今は昔、安倍晴明は幼き頃より、賀茂忠行という陰陽術の大家のもとで、夜も昼も熱心に学びました。

その結果、少しも心ないところはありませんでした。

ところで、清明がまだ若かった時、師の忠行が夜間、下京のあたりに外出をした際に供をしました。

晴明は徒歩で師の牛車の後に従っていましたが、忠行は牛車の中で熟睡していました。

ふと、清明が牛車の前方を見ますと、何とも怖ろしい形相をした鬼たちが、こちらへ向かって歩いてくるではありませんか。

驚いた晴明は牛車の後ろに走り寄り、師を起こして事態を報告しました。