過去30年間に日本社会が経験した重大な構造的変化 | 親父と息子の口喧嘩

親父と息子の口喧嘩

ある親父とある息子が、社会の色々な事柄について論じます。
こんなことを考えている親子もいるのかと、ぜひぜひ少し覗いてくださいな。

 

Alzhacker

 

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日本の社会変化 1989-2019 Social Change in Japan, 1989-2019 https://routledge.com/Social-Change-in-Japan-1989-2019-Social-Status-Social-Consciousness/Hommerich-Sudo-Kikkawa/p/book/9780367563745 実際の所得格差が拡大し 2000年代半ばから「格差社会」論が台頭してきたにもかかわらず、日本が大衆的な中流社会であるという自認パターンに変化がないのは不可解である。 このことは、日本の多くのオブザーバーに謎を投げかけている: このことは、過去30年間に日本社会が経験した重大な構造的変化が、日本人に気づかれなかったことを意味するのだろうか?

この問いに答えるには、その裏側に目を向ける必要がある。 「

日本人」を一枚岩の集団として扱うことは、とっくに時代遅れであり、新しい時代に進む日本社会を深く理解するために重要な動きを覆い隠す可能性があることを示唆している。 * 利己的な理論からすれば、弱者層は政府の再分配を支持するはずだが、彼女の分析によれば、その逆であることがわかる。これは、日本経済を停滞から脱却させるために規制緩和の必要性を国民に訴えるための政治的レトリックが成功したと解釈し、再分配の受益者となりうる非正規労働者や中小企業労働者までこのレトリックに対抗して動員するのは難しいのではないかと結論付けている。 2015年の日本の若者は全体的に保守的になったが、政治的態度を変えたのは特に高学歴の若者であることを発見した。伝統的な右派権威主義政党である自民党への支持が高まったのは、主に若者の物質主義的・新自由主義的志向と、政治に対する宿命的な態度が対になったためだ。 自民党は若者から予想外の支持を得て、日本の社会的格差を正当化するイデオロギーに基づくアッパーミドル層の政党に変貌してしまった。

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