パキスタン北西部にあるモスクで爆発があり、地元当局によりますと、これまでに47人が死亡し、150人以上がけがをしました。
警察は治安機関の職員をねらった自爆テロの可能性もあるとみて捜査を進めています。

パキスタン北西部のペシャワルにあるモスクで30日午後、大きな爆発がありました。

地元当局によりますと、この爆発で、これまでに47人が死亡し、150人以上がけがをして病院に搬送されました。

現地の警察などによりますと、現場は、ペシャワル中心部の治安機関の建物が集まる敷地内で、ふだんから厳しい警備体制が敷かれていて、死傷者には警察の関係者が多く含まれているということです。

また、爆発のあった時間帯は礼拝が行われていて、大勢の人たちがモスクの中にいたということです。

警察は治安機関の職員をねらった自爆テロの可能性もあるとみて、捜査を進めています。

パキスタンでは、イスラム過激派組織「パキスタン・タリバン運動」が軍や警察の施設をねらったテロを各地で繰り返していて、治安の不安定な状況が続いています。