27日午前8時ごろ、埼玉県北本市の国道で、トレーラーが複数の乗用車と衝突したあと住宅の敷地に突っ込み、住宅にぶつかって止まりました。乗用車に乗っていた3人がけがをして、歩行者や住民などにけがはないということです。
午前8時ごろ、北本市宮内の国道17号で、トレーラーが中央分離帯を乗り越え、反対車線にはみだして複数の乗用車と衝突しました。
トレーラーはその後、道路脇の駐車場を通りすぎて住宅の敷地に突っ込み、住宅にぶつかって止まりました。
警察によりますと、乗用車に乗っていた50代ぐらいから70代ぐらいの3人がけがをして病院に搬送されたということです。
消防によりますと、3人に意識はあったということで、住宅の住民や歩行者などにけがはありませんでした。
警察はトレーラーを運転していた横浜市鶴見区の運転手、荻原航平容疑者（31）を、過失運転傷害の疑いでその場で逮捕して、詳しい状況を調べています。
現場はJR高崎線の北本駅から東に1キロほどの、道路沿いに店舗や住宅が建ち並ぶ国道です。
家の中から事故の様子を目撃した男性は、「すごい音がしたのでカーテンを開けたら、トレーラーが駐車場の車と衝突しながら走ってきました。途中で止まると思っていたのに動いていたので驚き、止まってほしいと祈りました。私の家には当たらずに止まりましたが、ここまでひどい事故になるとは思いませんでした」と話していました。