孔雀明王の呪法を修めて珍しい験力を身につけ、この世で仙人となり空を飛んだ話➀ | 親父と息子の口喧嘩

親父と息子の口喧嘩

ある親父とある息子が、社会の色々な事柄について論じます。
こんなことを考えている親子もいるのかと、ぜひぜひ少し覗いてくださいな。

役の優婆塞(えんのうばそく)は、賀茂の役公(かものえんのきみ)で、今の高賀茂朝臣はこの系統に当たります。

因みに優婆塞とは、在俗の僧侶のことです。

役の優婆塞は、大和国葛城上郡茅原の人です。

生まれつき賢く、その博学ぶりは近郷随一と言われました。

三宝を信じ、修行に励んでおりました。

三宝とは、仏法僧つまり仏と仏の教えとその教えの信者のことです。

いつも、五色の雲に乗り、大空の外に飛び出し、仙人の宮殿に集まる客人たちと一緒に、

永遠の世界で遊び、花で覆われた庭園で憩い、体力や気力を養う霊気を十分に吸いたい

と願っていました。

 

役小角 - Wikipedia