茨城県古河市の高齢者施設で入所者の男性の血管に空気を注入して殺害したとして逮捕された元職員が、去年急死した別の入所者の死亡にも関与した疑いがあることが捜査関係者への取材でわかりました。警察は29日にも殺人の疑いで再逮捕する方針です。

茨城県古河市の無職赤間恵美容疑者(36)は去年7月、当時勤務していた古河市内の介護老人保健施設で入所者の吉田節次さん(76)の血管に空気を注入して殺害したとして、12月8日、殺人の疑いで逮捕されました。

さらに、捜査関係者によりますと容疑者がこの施設で介護職員として働いていた去年4月から7月にかけて、他にも急死した入所者がいたということで、警察は死亡にいたる経緯などについて調べていました。

その結果、別の入所者についても空気を注入されて死亡していた疑いがあることがわかり、警察は29日にも赤間容疑者を殺人の疑いで再逮捕する方針です。

捜査関係者によりますとこれまでの調べに対し、吉田さんを殺害した容疑について否認しているということです。