冬の北京オリンピックの開幕まで4日で2か月となる中、組織委員会は新たな変異ウイルス、オミクロン株の感染が世界的に広がっていることに懸念を示す一方、引き続き厳しい感染対策を徹底させることで、大会を円滑に運営したいという考えを強調しました。

冬の北京オリンピックは、来年2月4日から首都 北京と隣接する河北省の張家口で開かれ、開幕まで4日で2か月となる中、3日、大会の組織委員会などが記者会見を開きました。

この中で、組織委員会の趙衛東新聞宣伝部長は、新たな変異ウイルス、オミクロン株の感染が世界的に広がっていることについて「極めて注視しており、大会への影響を注意深く見守っている」と述べ、懸念を示しました。

そのうえで、これまでに導入されている感染対策は効果的だとして、引き続き厳しい感染対策を徹底させることで、大会を円滑に運営したいという考えを強調しました。

一方、今回の大会では、海外からの観客は受け入れず、中国本土の居住者に限定してチケットを販売するとしていますが、具体的な販売方法については「まだ検討中だ」として明らかにしませんでした。