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新型コロナウイルス対策として飲食店などで換気の目安として使われる二酸化炭素濃度の測定器。経済産業省は、正確に測定できないものが多く出回っているとして、機器を選ぶ際の基準を定めたガイドラインを策定する方針を固めました。
コロナ禍で、飲食店などでは、換気が十分行われているかを確認するために二酸化炭素濃度の測定器を導入する動きが広がっています。
しかし、インターネット上では正確に測定できないものが多数出回っていることが確認されています。
このため、経済産業省では、ガス検知警報器などを製造する業界団体と共同で、機器を選ぶ際の基準を定めたガイドラインを策定する方針を固めました。
具体的には、赤外線などの光を用いて二酸化炭素を測定する方式が推奨されるとしているほか、消毒用のアルコールをつけた手や布を測定器に近づけても数値が大きく変化しないものを基準とするとしています。
また、機器の精度を確かめる方法として、屋外で測定したときの数値が415ppmから450ppm程度であることや、機器に息を吹きかけると数値が大きく増加することが有効だとしています。
経済産業省は今後、関係省庁や業界団体と連携して飲食店などに注意を呼びかけることにしています。