26日夜、宮崎県高千穂町の住宅で40代から90代の男性3人が血を流して倒れているのが見つかり、その後、死亡しました。3人は親族で、現場で凶器とみられる刃物が見つかっていることなどから、警察は3人の間で事件が起きたとみて詳しいいきさつを調べています。

26日午後8時半すぎ高千穂町下野の住宅で「刃物を持って家に入って来ている」などと、警察に助けを求める内容の通報がありました。

警察官が駆けつけたところ、この家に住む甲斐邦雄さん(67)と父親の義人さん(91)、それに邦雄さんの義理の息子で、鹿児島県に住む須磨俊さん(45)が家の中で血を流して倒れているのが見つかりました。

3人は病院に搬送されましたがその後、死亡が確認されました。

警察によりますと当時、この住宅には3人のほか、邦雄さんの80代の母親がいましたが、けがはなかったということです。

現場で凶器とみられる刃物が見つかっていることなどから、警察は死亡した3人の間で事件が起きたとみて詳しいいきさつを調べています。

現場は観光名所の「高千穂峡」から8キロほど離れた山あいの集落です。