自民党の岸田新総裁は、閣僚人事で、内閣の要となる官房長官に、細田派の松野博一 元文部科学大臣を起用する意向を固めました。

自民党の岸田新総裁は、1日に党役員人事を決定することにしていて、閣僚人事もあわせて人選を進めています。

そして岸田氏は、内閣の要となる官房長官に、松野博一 元文部科学大臣を起用する意向を固めました。

松野氏は、衆議院千葉3区選出の当選7回で、59歳。

自民党細田派に所属しています。

会社員や松下政経塾を経て、平成12年の衆議院選挙で初当選し、厚生労働政務官や文部科学副大臣などを歴任しました。

平成28年の第3次安倍第2次改造内閣で文部科学大臣として初入閣し、現在は党の総務会長代行を務めています。

松野氏は、教育や雇用問題など幅広い政策分野に通じていることで知られています。

岸田氏としては、所属する細田派で事務総長を務め、派内や他の派閥との調整にあたってきた松野氏を、官房長官に起用することにより、政権基盤を安定させる狙いがあるものとみられます。