親父「NHKの速報によれば
午前11時50分現在「党員票」は、開票作業が終了している11の都道県を合わせて、河野規制改革担当大臣が最も多い、10万1890票で得票率はおよそ46%。
岸田前政務調査会長が6万247票で得票率はおよそ27%。
高市前総務大臣が4万5494票で得票率はおよそ20%。
野田幹事長代行が1万6140票で、得票率はおよそ7%となっています。
お前さんと一緒に開票の行方を追ってみようや。」
息子 「大体、大手メディアの調査なんて本当だろうかね。
誰かがリークしているのか。
まだ党員投票の結果だって、発表されていない。
普段の選挙なら出口調査もあるけども、本当のことを答えるかもわからないし。実際に、メディアによる当選確実が覆ったことも何度でもある。
傲慢でふざけた奴らだな。大手メディアは。」
親父「まあまあ、そんなに怒らずに。
結果が出たじゃないか。
自民党総裁選挙は、国会議員票と党員票の開票の結果、4人の候補者はいずれも過半数を獲得できず、1位の岸田前政務調査会長と2位の河野規制改革担当大臣の上位2人による決選投票が行われることになりました。」
息子 「うん。意外に河野氏が、議員票を取れなかったという印象だな。
一昨日の岸田・高市陣営による、決選投票の場合はお互いに投票すると言う決定がここで活きてくるね。決選投票の場合の票数でいうと、両者の合計数は、河野氏よりも多い。とすると、岸田氏に決定なのかねぇ。」
親父「うん。
岸田さんで決まりだな。
高市支持票で河野へ流れるのは皆無だろうからね。」
息子 「今ちょうど、決選投票の票数が数えられている。
こんなに間を空けずに、すぐに投票するのだなぁ。
自民党総裁選をこんなに真面目に観るのは初めてだ。
きっと、そういう人たちも多いだろうね。
そういう意味で、よい総裁選だったのだろうな。
さて、岸田氏が親戚の財務省に素直に操られないように、党の重鎮たちに期待するかねぇ。」
親父「こんなに政策論争を交わしたのは初めてじゃないかな。
その意味ではいい選挙だったな。」
息子 「いま、新総裁が岸田氏に決まった。都道府県の票は、かなり河野氏に入ったがね。なんと47票のうち、39票が河野氏だった。
これは衆議院選後に、メディアから河野氏にしておけば自民党はもっと票を取れた、という批判のタネになりそうだな。
とにかくこれで、しばらくは『変わらない自民党』ということに決まった訳だ。これは良い意味悪い意味両方で、だ。
ただ、二階氏は切って捨ててほしいな。
そこだけだ、”ザ・良い人”岸田氏に鬼の部分を期待するところは。」
親父「思い切った組閣が必要だな。
外務大臣安倍晋三氏、官房長官高市早苗氏を希望するな。」
息子 「安倍さんは固辞するかもしれないなぁ。高市氏を推したのに負けたということを盾に。
本音としては、高市総理になって初めて自分も大臣へ復帰したいと思ってはいないだろうかね。すべては憶測だけども。」