千葉県館山市の漁港では、漁業者たちが船をいつもより高い位置に引き上げるなどして、台風に備える作業を行いました。

館山湾内にある船形漁港では7日午前、漁業者たちが船を固定するロープの本数を増やしたり、船に乗っている道具を片づけたりするなどして、台風の接近に備える作業を行いました。

また、太平洋に面した洲崎漁港では、強い風や高波に備えて15隻の漁船をいつもより5メートルほど高い位置に引き上げたり、大型の漁船を館山湾内にある別の漁港に避難させる作業を6日のうちに終えました。

洲崎漁港の田辺清俊組合長(72)は「防波堤が低く波が直接入るので、ふだんよりも船を一段上にあげました」と話していました。