息子 「あまり情報は多くないみたいだけども、台山原発はどういう状況なんだろうね。
仏フィガロ紙では、『フランスでは原子炉停止となる上限値の少なくとも2~3倍の放射線濃度の希ガスが放出されている』ということだね。
もちろんシナ共産党は、「環境や公衆の健康に影響する事態は起きていない」と主張しているらしいがね。
親父「CNNの6月13日の報道によれば、フランスの原子力企業フラマトムは、米エネルギー省に書簡を送付したらしいな。
この中で、中国の安全規制当局が台山原発の運転停止を回避するために、施設外の放射線量の許容限度を引き上げていると警告している。
そして中国の基準は既にフランスの安全基準を超えていると主張したそうだ。
同社はアメリカの技術支援を求めたようだな。
」
息子 「シナ共産党の十八番である『隠ぺい』は、ちょっとここでは難しそうだね。
というのも、欧米企業が多い香港に近すぎる。隠し通すことは無理だ。
そして、フランス電力(原子炉を設計監理しているフラマトムの親会社)が、その隠ぺいに耐えられないだろう。
世界のメディアの矢面に立たされているのは、フランス電力だ。
フランス電力のスポークスマンは、『これはメルトダウンのようなシナリオではない』と答えている。
そして、『いくつかの燃料棒のコーティングが劣化した後、ガスが漏れた』とAFPに語っている。
大気に放出したのは、キセノンやクリプトンだ。さぁ、本当に大した事故ではないのだろうかね??」
息子 「続報だけども、やはりシナ共産党も隠ぺいは無理で認めたようだね。
『中国は、事件を隠蔽した後、台山原子力発電所での放射能漏れを認めた。環境省と原子力安全局は、1基の原子炉内の放射能の上昇は「約5本の燃料棒の損傷」によって引き起こされたと報告した。』」
親父「じゃあ、原子炉を止めて損傷した燃料棒を引き抜く以外に手はないよね。
シナがこんな悪あがきをするのは、よほど電力事情がひっ迫しているんだね。」
息子 「まぁ、燃料棒を引き抜く位はすぐ出来るような気がするけどね。2基が稼働しているようだし、暫定的に片方を止める位は、と思うがねぇ。」
親父「広東省では、5月から広州市や東莞市など一部地域で、電力不足による供給調整を理由に、週1~2日の操業停止を要求される進出日系企業が相次いでいるらしいぞ。
広州市花都区の供電局によると、2021年は少雨の影響で水力発電量が例年に比べ大きく減少していることが電力不足の主な原因だということだ。」
息子 「かの国では、大都市でも停電が頻繁に起こっているね。
広東省でも同じ状況なのだろう。
けれどもだ。既に週に何日か計画停電や操業停止を行っている状況なのなら、なおさら燃料棒の引き上げと点検位してもよいじゃないか。
本当に重大な事故には発展しないという確信があるのか。それとも、もう起こっていて引き返せないか、のどちらかではないかな。」
親父「広東省はシナの稼ぎ頭だ。
なにしろ、そのGDPは韓国やロシアに匹敵するほどだからね。原子炉を止めて発電量を落とすわけにはいかないんだろうね。
だけど、汚染濃度は5月末の時点で、フランスの基準で48時間以内の運転停止が必要とされる値の2倍に達していたというからひどいものだね。」