富士フイルムは、ランサムウエアによるサイバー攻撃を受け、社内のサーバーに不正アクセスが行われたおそれがあるとして、社内のネットワークや外部との通信を遮断して被害の状況を調べています。

富士フイルムによりますと、1日夜遅く、社内のパソコンに、ランサムウエアと呼ばれる身代金要求型のコンピューターウイルスに感染したことを示す文字が表示されたということです。

社内のサーバーに対する不正アクセスが行われたおそれがあることから、影響のある可能性のあるサーバーやパソコンを停止するとともに、一部のネットワークや外部との通信を遮断したということです。

この影響でメールや電話が使えなくなり、客からの問い合わせに応じられなくなったり、取引先とのやり取りができなくなったりしているということです。

富士フイルムは現在、情報流出などの被害がないかや、影響の範囲について、外部のセキュリティー会社にも依頼して調査を行っているということで「お客様、お取引先様に多大なるご迷惑およびご心配をおかけしますことを深くおわび申し上げます」とコメントしています。