テニスの四大大会の1つ、全仏オープンが30日、パリで開幕し、世界ランキング2位の大坂なおみ選手が、女子シングルス1回戦で、ルーマニアの選手にストレートで勝って、2回戦に進みました。

ことしの全仏オープンは、新型コロナウイルスの影響で1週間延期され、30日に開幕しました。

3大会連続の四大大会優勝を目指す大坂選手は、初日の女子シングルス1回戦で、世界63位でルーマニアのパトリチア マリア・ツィグ選手と対戦しました。

大坂選手は第1セットの第1ゲームで、いきなり相手にブレークポイントを握られましたが、得意のサーブでピンチをしのぐと、直後のゲームで逆に相手のサービスゲームをブレークし、その後はラリーで試合を優位に進めて6-4で取りました。

第2セットは相手のスライスショットに苦戦し、タイブレークまでもつれましたが、力強いショットで要所を締めて7-6で取って、セットカウント2対0のストレート勝ちで、2回戦に進みました。

試合後インタビューに応じ「勝てて本当にうれしい」

大会前に全仏オープンの期間中、記者会見に応じない意向を示していた大坂選手は試合後のコート上でのインタビューに応じ「勝てて本当にうれしい。クレーコートで試合を続けていく中でプレーがよくなっていくことを願っている」と話していました。