通信アプリのLINEが利用者の個人情報などを中国からアクセスできる状態にしていた問題で、政府の個人情報保護委員会は、衆議院内閣委員会で、LINEと親会社のZホールディングスに31日から立ち入り検査を実施していることを明らかにしました。
この問題は、通信アプリのLINEが、利用者の個人情報などを中国からアクセスできる状態にしていたり、韓国で管理していたりしたもので、個人情報が適切に管理されているかを監督する政府の個人情報保護委員会は、LINE側に事実関係の報告と関連資料の提出を求め、個人情報が適切に管理されているか検証を進めています。
![](https://www3.nhk.or.jp/news/html/20210331/K10012946691_2103311213_2103311252_01_04.jpg)
こうした中、個人情報保護委員会の福浦事務局長は、31日の衆議院内閣委員会で、LINEと親会社のZホールディングスへの立ち入り検査について、30日に委員会に諮ったうえで、31日から検査を実施をしていると明らかにしました。
そのうえで、福浦事務局長は「引き続き調査を行い、仮に規律が順守されないと判断される場合には、指導など必要な対応を行っていく」と述べました。