「あいちトリエンナーレ」から名前を変えた『国際芸術祭「あいち2022」』の開催期間について、来年の7月30日からの73日間とすることが発表されました。
『国際芸術祭「あいち2022」』は、おととし開かれた「あいちトリエンナーレ」で「表現の不自由」をテーマにしたコーナーが設けられ、展示が一時、中止されたことなどを受けて、愛知県が運営体制を見直し開催に向けて準備が進められています。
芸術祭の組織委員会は名古屋市で記者会見を開き、開催期間について来年の7月30日から10月10日までの73日間とすることを発表しました。
会場は「愛知芸術文化センター」のほか、県内各地に設けられる予定で、場所を選定しているということです。
また会見では、愛知県出身で東京の森美術館の館長を務める片岡真実芸術監督が、最先端の現代芸術の作品を選ぶために、世界各地の9人のキュレーターの協力を得ていると説明しました。
片岡芸術監督は「コロナ禍によって海外に足を運んで作品を選ぶことができない一方、各地のキュレーターから自分の知らないアーティストの情報が得られ、楽しさをかみしめている。新しい芸術の在り方を探っていきたい」と話しました。