「トランプ大統領は米朝会談で中身より写真撮影」 ボルトン氏 | 親父と息子の口喧嘩

親父と息子の口喧嘩

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こんなことを考えている親子もいるのかと、ぜひぜひ少し覗いてくださいな。

 アメリカのトランプ大統領の元側近、ボルトン前大統領補佐官は、トランプ大統領が北朝鮮のキム・ジョンウン(金正恩)朝鮮労働党委員長との首脳会談で中身より写真撮影を重視したと明らかにし、国益よりも再選を優先させる姿勢を批判しました。

去年9月に解任されるまでトランプ大統領の側近だったボルトン前大統領補佐官は、今月、回顧録を出版する予定で、この中でトランプ大統領が11月の大統領選挙で再選するために中国の習近平国家主席にアメリカの農産品を購入するよう繰り返し支援を求めたと明らかにしています。

ボルトン氏は、ABCテレビのインタビューで「トランプ大統領は再選することに集中しすぎで、長期的な考えに欠けていた」と述べ、みずからの再選を何よりも優先させていたと主張しました。

その具体例として去年6月に韓国と北朝鮮の軍事境界線にあるパンムンジョム(板門店)で行われた北朝鮮のキム・ジョンウン朝鮮労働党委員長との会談を挙げ、「トランプ大統領は写真撮影やメディアの反応を重視したが、会談がアメリカの立場にどのような影響を及ぼすかは検討しなかった」と述べ、大統領の姿勢を批判しました。

これに対してトランプ大統領はツイッターに、キム委員長との関係は良好だったと主張したうえで「ボルトン氏の愚かな発言が北朝鮮との関係をひどく悪化させてしまった。それは今もだ」と投稿し、朝鮮半島情勢の悪化の責任をボルトン氏に向けています。