沖縄 北谷町 外貨両替店の強盗事件 米軍兵士と軍属の身柄拘束

 沖縄県北谷町の外貨両替店に外国人風の男2人が押し入り、現金およそ700万円を奪って逃走した強盗事件で、アメリカ軍が事件に関わった疑いがあるとして身柄を拘束した兵士1人のほかに、新たに軍属1人を拘束したことが警察などへの取材でわかりました。

今月12日、沖縄県北谷町の外貨両替店に外国人風の男2人が押し入って、現金およそ700万円を奪って逃げ、アメリカ軍憲兵隊は事件に関わった疑いがあるとして、兵士の男1人の身柄を拘束しています。

この兵士は沖縄に駐留する陸軍に所属し、憲兵隊は15日午後、事件を捜査している沖縄警察署に連行して、警察の事情聴取を受けさせました。

さらに、この事件で憲兵隊が新たにアメリカ軍嘉手納基地内の施設で働いている、軍属の男1人の身柄を拘束したことが、警察などへの取材でわかりました。

日米地位協定では軍の兵士や軍属が容疑者となった事件や事故について、身柄がアメリカ側にある場合は、起訴されるまではアメリカ側が拘束すると定められています。

警察はアメリカ側に対して今後も兵士らへの事情聴取を行えるよう要請するとともに、ほかにも事件に関わった人物がいないか捜査を進めることにしています。