11日夜、大阪 吹田市で住宅が全焼する火事があり、焼け跡から１人が遺体で見つかりました。火事のあと、この家に住む80代の夫婦と50代の次男の合わせて３人と連絡が取れていないということで、警察は、遺体の身元の確認や住民の安否確認を急いでいます。
11日午後９時半ごろ、吹田市南清和園町の無職、芝竹治さん（88）の住宅から火が出ていると、近くに住む女性から消防に通報がありました。
消防車14台が消火にあたり、火はおよそ30分後にほぼ消し止められましたが、この火事、木造２階建ての住宅１棟が全焼し、焼け跡から１人が遺体で見つかりました。
警察によりますと、この家には芝さんと81歳の妻、それに55歳の次男の３人が暮らしていて、火事のあといずれも連絡が取れていないということです。警察は、遺体の身元の確認や住民の安否確認を急いでいます。
また、この火事で、隣の住宅に住む41歳の男性が煙を吸うなどして病院で手当てを受けましたが、命に別状はないということです。
現場は阪急千里線の吹田駅から南におよそ600メートル離れた住宅地で、警察と消防は火事の原因を詳しく調べることにしています。