緊急事態宣言が全国に拡大されて初めての週末となり、長崎市の観光名所、大浦天主堂では観光客など人出はほとんどなく、近くの土産物店などもほとんどが閉まっていました。

世界文化遺産、「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」の構成資産の1つ、大浦天主堂では、新型コロナウイルス対策のため先月9日から敷地への立ち入りを禁止しています。

緊急事態宣言が全国に拡大されて初めての週末となった18日、大浦天主堂の入り口付近には、来月7日までの閉鎖を知らせる看板が立てられていて、周辺に人の姿はほとんど見られませんでした。

また、大浦天主堂に続く坂道にある土産物店もほとんどが閉まっていて閑散としていました。

長崎県は、特定の施設に対する休業要請は現時点では行わないとしていますが、県内全域に対して不要不急の外出の自粛を要請しています。

そうしたなか、長崎市の中心部の商店街では、生活必需品を買い求めるため外出する人もみられました。

長崎市に住む40代の女性は「必要な買い物も人が少ない時間帯に済ませるように気をつけないといけないと思っています。緊急事態宣言が拡大されて、市内でも閉まっている店があるので、深刻な状況だと改めて実感しています」と話していました。