NY株式市場 大幅に値上がり 2万3000ドルを回復

8日のニューヨーク株式市場は大幅に値上がりし、ダウ平均株価は、先月13日以来、2万3000ドルを回復しました。新型コロナウイルスの感染拡大の勢いが弱まってきたのではないかとの期待に加え、アメリカ大統領選挙の民主党の候補者選びで、左派のサンダース上院議員が撤退したことも買い注文につながりました。

8日のニューヨーク株式市場ダウ平均株価の終値は、前の日に比べて779ドル71セント高い、2万3433ドル57セントでした。2万3000ドルを回復するのは先月13日以来です。

市場では、ヨーロッパやアメリカでの新型ウイルスの感染拡大の勢いが弱まってきたのではないかという期待があり、値下がりした銘柄を買い戻す動きが先行しました。

加えて、取り引き時間中に、アメリカ大統領選挙の民主党の候補者選びで、左派のサンダース上院議員が撤退したことが伝わると、急進的な経済政策が回避されるとして、買い注文が増え、値上がり幅を広げました。

市場関係者は、「依然、値動きは激しいが、政府が追加の経済対策を検討していることも伝わり、株価上昇を支えた」と話しています。