「極超音速兵器」の飛行体の発射実験に成功 米国防総省 | 親父と息子の口喧嘩

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アメリカ国防総省は音速の5倍以上の速さで飛行する「極超音速兵器」の飛行体の発射実験に成功したと発表しました。極超音速兵器はロシアがすでに実戦配備し、中国も導入を進めていて、新たな兵器の開発競争が激しくなっています。

アメリカ国防総省は20日、「極超音速兵器」のうち、目標に向けて滑空するグライド・ボディと呼ばれる飛行体の実験に成功したと発表しました。
それによりますと、飛行体は現地時間の19日夜、ハワイのカウアイ島にある試験場から打ち上げられ、目標地点まで音速を超える速度で飛行したということで、国防総省は極超音速兵器の開発において「画期的な実験だ」と強調しました。

極超音速兵器は音速の5倍以上の速さで飛行しながら、軌道を変えられる能力を備え、既存のミサイル防衛システムでは迎撃は困難だとされています。

極超音速兵器は、ロシアがすでに実戦配備したとしているほか、中国も去年の軍事パレードで始めて公開し、開発で先行する両国に対し、アメリカは2020年代半ばまでの実戦配備に向けて開発を急いでいます。

エスパー国防長官は今月、議会の公聴会で極超音速兵器をアジア太平洋地域に数年以内に配備する方針を明らかにしていて、新たな兵器の開発競争が激しくなっています。