去年の経常収支 訪日旅行者増で黒字額2年ぶりに拡大 | 親父と息子の口喧嘩

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1月の企業倒産 5か月連続で前年同月上回る

海外との貿易や金融取り引きで、日本がどれだけ稼いだかを示す去年1年間の「経常収支」は、20兆597億円の黒字で、黒字額が2年ぶりに拡大しました。去年のラグビーワールドカップ日本大会の開催で外国人旅行者が増え「旅行収支」の黒字が過去最高になったことが全体を押し上げました。

財務省によりますと、去年1年間の日本の経常収支は20兆597億円の黒字で、前の年より8375億円増えて2年ぶりに黒字額が拡大しました。

最も大きな黒字は「第一次所得収支」という、日本企業が海外から受け取った利子や配当などで、20兆7202億円の黒字でした。

また日本を訪れる外国人旅行者から受け取ったお金と、日本人が海外旅行で支払ったお金のやり取りを見る「旅行収支」は、2兆6350億円の黒字で過去最高となり、全体を押し上げました。

日韓関係の悪化を受けて、去年の夏以降、韓国人旅行者の数が大幅に落ち込みましたが、ラグビーワールドカップ日本大会の開催で欧米からの旅行者が増えました。

一方、モノのやり取りによる稼ぎを示す「貿易収支」は、5536億円の黒字でしたが、黒字額は前の年よりおよそ6400億円減りました。

アメリカと中国の貿易摩擦で、中国向けの自動車部品などの輸出が落ち込んだことが響きました。

合わせて発表された去年12月の経常収支は、5240億円の黒字でした。