発達した低気圧の影響で、西日本から北日本の沿岸部を中心に非常に強い風が吹き、海上は大しけとなっています。風の強い状態は東日本を中心に9日、明け方にかけて続く見込みで、気象庁は、暴風や高波に警戒するよう呼びかけています。

気象庁によりますと、前線を伴う発達した低気圧が日本海を東へ進んでいて、西日本から北日本の沿岸部を中心に非常に強い風が吹いています。
金沢市では、午後5時ごろに30.4メートルの最大瞬間風速を観測しました。
低気圧は9日にかけて東北地方を通過する見込みで、東日本を中心に9日の明け方にかけて風の強い状態が続くと予想されています。
9日にかけての最大風速は、中国地方と近畿、東海、北陸、関東、それに伊豆諸島で25メートル、四国と東北、北海道で20メートルと予想され、最大瞬間風速は30メートルから35メートルに達する見込みです。
海上の波の高さは、中国地方と近畿、北陸、それに伊豆諸島で7メートル、関東で6メートルと、大しけになると予想されています。
気象庁は、暴風や高波に警戒するよう呼びかけています。
また、9日の明け方にかけては、北陸で大気の状態が不安定になり、落雷や竜巻などの突風に注意が必要なほか、西日本から東日本の日本海側を中心に潮位が高くなる見込みで、海岸や河口近くでは、高潮による低い土地の浸水などにも十分注意が必要です。
