NHK NEWS WEB 12月20日 20時13分
大阪の小学６年生の女の子を誘拐したとして起訴された栃木県の３５歳の男が、別の少女の裸の画像をデジタルカメラで撮影して保存していた疑いで、茨城県警に逮捕されました。
逮捕されたのは栃木県小山市の自称、派遣社員、伊藤仁士容疑者（３５）です。
伊藤容疑者は先月、ＳＮＳで知り合った大阪・住吉区の小学６年生の女の子を自宅まで連れ去ったとして大阪府警に逮捕され、未成年者誘拐の罪で起訴されました。
その後の調べで、ことし８月、別の少女の裸の画像をデジタルカメラで撮影して保存していたことがわかり、２０日、茨城県警が身柄を大阪から移送し、児童ポルノ禁止法違反の疑いで逮捕しました。
警察によりますと、調べに対して黙秘しているということです。
これまでの調べによりますと、保護された小学６年生の女の子は、カーテンや雨戸で閉めきられた部屋の中でパソコンを使って、ずっと「ＹｏｕＴｕｂｅ」の動画を見ていたと話していたということです。
警察は、さらに詳しいいきさつを調べることにしています。
伊藤容疑者を乗せた捜査車両は２０日朝、大阪を出発しておよそ１１時間後の午後５時すぎに水戸警察署に到着しました。
伊藤容疑者は、車の後部座席では下を向き、車を降りてからも終始うつむいて歩いていて、表情をうかがうことはできませんでした。