YAHOOニュース(Fuji News Network)11/17(日) 6:17配信
山陰中央テレビ
日本海の豊かな漁場として知られる大和堆で、北朝鮮とみられる船が違法に漁を行っている。
FNNが独自入手した映像や、漁師の被害証言から、横暴の実態に迫る。
第78丸中丸・竹村稔成漁労長「この辺が大和堆。この線あるじゃん、これがEEZ(排他的経済水域)。このへんで北朝鮮がいっぱいいるってこと」
日本の排他的経済水域内にあるこの好漁場で、北朝鮮とみられる船が違法に漁を行う。
竹村漁労長「イカを釣っているのかな。船にいっぱいイカが干してあるんで」
屋根の上には、干したイカとみられるものが無数に並んでいる。
拡声器による「ここは日本の海だぞ、帰れ、はよ」との呼びかけは聞こえているのか、確認できるだけでも14人、警告をしても、中には寝転んでいる者も。
さらには、イカだけでなく、9月に解禁した紅ズワイガニも...。
水深1,000メートル以上の海底に設置する、カニかご。
北朝鮮は、海上の目印を見つけると勝手に引き上げ、ロープだけ盗んだり、カニの入ったかごごと盗むこともある。
漁の道具は、一式で500万円から600万円、こうした被害は大和堆で操業するカニ船全体で、この4年間で、およそ1億円にものぼるという。
竹村漁労長「腹立たしいですよ、泥棒ですし。しゃべってもわからないし、反対に怒るし、近づいていくと石投げてきたやつもいる」
(山陰中央テレビ)