ロシア 米朝の仲介ならず 協議の先行きは不透明 | 親父と息子の口喧嘩

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ロシアは、モスクワで開かれた国際会議にアメリカと北朝鮮の高官を招いて、双方の対話に向けて仲介しようとしましたが、まとまらなかったとみられ、北朝鮮の非核化をめぐる米朝の協議の先行きは依然として不透明なままです。

アメリカ国務省で北朝鮮問題を担当するマーク・ランバート特使と北朝鮮外務省のチョ・チョルス北米局長が出席して、ロシアのモスクワで開かれた国際会議は9日閉会しました。

会議に合わせてロシアは、モルグロフ外務次官などがランバート特使とチョ局長とそれぞれ個別に協議しました。

これに関連して、ロシア政府の関係者は、NHKに対して「アメリカと北朝鮮の双方が協議できるよう調整を図った」と明らかにしましたが、結局、まとまらなかったとみられます。

アメリカと北朝鮮は、先月、北朝鮮の非核化をめぐってスウェーデンでランバート特使も出席して実務者協議を行いましたが、協議は不調に終わり、再開の見通しは立っていません。

今回、ロシアが仲介しない形での米朝の協議があったのかなどは明らかになっておらず、非核化をめぐる米朝の協議の先行きは依然として不透明なままです。

一方、ロシアとしては、会議に合わせて米朝の代表のほか韓国の高官とも協議を重ね、朝鮮半島の非核化は、ロシアも交えた多国間で行うべきだとする考えを改めて伝え、この問題に関わるロシアの存在感を示す狙いもあったとみられます。