トルコが軍事作戦再開を警告 シリアも進軍 緊張高まる | 親父と息子の口喧嘩

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トルコが軍事作戦再開を警告 シリアも進軍 緊張高まる

シリア北部ではトルコが軍事作戦を一時停止し、クルド人勢力に撤退を要求していますが、応じていないとして作戦の再開を警告しています。これに対し、クルド人勢力が支援を求めたシリア軍が現地への展開を進め、緊張が高まっています。

トルコは、シリア北部でクルド人勢力に対する軍事作戦に乗り出しましたが、アメリカの要請を受けて、クルド人勢力に撤退する時間を与えるため作戦を停止しています。

しかし、クルド人勢力はトルコの要求より狭い範囲でしか戦闘員らを撤退させておらず、トルコは作戦の再開を警告しています。

21日には、クルド人勢力が支援を要請したシリアのアサド政権の軍が北部に展開する様子を、シリア国営テレビが伝えました。

映像では、戦車を乗せたトレーラーなど多くの軍用車両が移動し、シリア国営通信は「トルコ軍と対決する準備は整っている」などと報じています。

クルド人勢力は、後ろ盾のアメリカ軍がシリア北部から撤退したことで、これまで距離を置いていたアサド政権との協力に踏み切りました。

トルコが軍事作戦を再開すればアサド政権の軍と衝突する可能性もあり、緊張が高まっています。

トランプ大統領「停戦は完全に維持されている」

アメリカのトランプ大統領は21日、ホワイトハウスで記者団に対し「停戦は完全に維持されている。小規模な戦闘はあるが、非常に小さなものだ」と述べ、アメリカの働きかけで軍事作戦が停止し、順調に推移しているという認識を示しました。

そして、シリア国内の油田を守る目的のほか、イスラエルやヨルダンからの要請を受けて、当面、小規模のアメリカ軍の部隊をシリア国内にとどめる考えを示しました。

そのうえで、トランプ大統領がトルコによるシリアへの侵攻を黙認し、テロとの戦いで協力してきたクルド人勢力を裏切ったという批判が高まっていることについて「われわれはクルド人勢力をずっと守り続けると合意したわけではない。なぜ長年戦い続けている2つの大きな勢力の間にわれわれの兵士を配置する必要があるのか」と述べ、反論しました。